富士ホビー ビッグプレインシリーズ

1/320 ボーイング B−52F


ボーイング B−52F
ボーイング B−52F
ボーイング B−52F
<キットについて>
 全長47.7m、全幅56.4mという超大型爆撃機、ボーイングB-52Fを1/320という小さなスケールでモデル化しています。 パッケージには「B-52」としか表示されていませんが、ディスプレイスタンドの名盤にはしっかり「B-52F」と刻まれています。

 このキットは機体全体に繊細な筋彫りが施されています。エンジンポット周りのラインは浮き彫りで再現されています。 パネルラインは、ところどころ間違いがありますので完璧を求めるなら全面修正が必要です。

 付属するデカールは、国籍マークとUSAF、U.S. AIR FORCEの文字しかありません。 マークは若干オーバースケールとなっていますが普通に製作するだけなら余り気になりません。


<製作について>
 2008年末に作り始め、3ヶ月以上放置したままになったものを2009年5月に完成させました。

 機体全体の形状は、一見すると問題ないように見えますが、よく見ると、機首周りがやや左右非対称だったりとか水平尾翼の厚みが 左右で違っている(左側の方が厚い)とかいった問題があります。私は全て見て見ぬふりをしました。(笑)  ただ、操縦席正面の窓のモールドが無かったのは見逃せず、そこだけはヤスリで削り、窓枠をプラ板で再現しました。

 あと外見上の問題ではないのですが、主翼の取り付け部分がかなり緩く、そのまま接着すると主翼がハの字になりそうだったので、 プラ板を貼り、差込み部をキツクしたあと接着しました。


<塗装について>
 キットの塗装説明図には、機体上面が銀、下面が白と指定していますが、※印で「ほかにもバリエーションがありますから参考資料等 で研究しきれいなB-52を作りましょう。」と記載されています。

 私のB-52のイメージはベトナム迷彩塗装だったので、貴重なタミヤ1/100 B-52F の箱を引っ張り出してきて、タミヤの塗装説明図を 参考に塗装しました。

 下面のホワイトは、タミヤの指示ではホワイトにほんの少し黒を混ぜる(ほとんど白ですと注釈あり。)とあったのですが、私は ホワイトをそのまま筆塗りしました。筆塗りですので近くでよく見ると筆ムラが目立ちます。

 上面の3色はクレオスの特色を使い、テープでマスキングしながらエアブラシで塗装しました。キットが小さく、また久々の作業でした のでマスキングは苦労しました。操縦席の窓はタミヤのセミグロスブラックを筆塗りし、はみ出た部分を溶剤で拭き取りました。
 
 パネルラインのスミ入れも同じくタミヤのエナメルのセミグロスブラックを使用しましたが、キットの筋彫りが浅かったので元から あるラインにはほとんど効果がなく、パーティングライン処理で消えたラインを自分で彫ったラインにはきちんとスミ入れ出来ていました。 ということで少し不自然なものになってしまいました。まぁ最初から少しは予想していたのですがここまでスミ入れできないとは思いません でした。次回、このシリーズを作る時は自分でラインを彫った方がいいかなーって思います。


<ウォークライン等の追加について>2019年9月14日追記
A-oneの転写シールでウォークライン等を作成し、貼り込み、見栄えを少し良くしました。

ボーイング B−52F


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