−紙礫筆誅堂さんの作品− これまた素晴らしい作品です。ファントム FG Mk1!! 以下、ご本人の説明文です。 F-4K(ファントム FG Mk1)、田宮 1/100。フジミ 1/72 ではない。 1979 年完成。夏休みに尾翼の赤を塗ってる時に友人から立て続けに電話がかかってきたので、よく憶えている。 元々 F-4M、FGR Mk2 にしようとしていたのだが、迷彩かけるのが面倒臭くて急遽 K 型に変えた。箱絵塗装図の青色が気に入ったという事もあるし、英空軍二色迷彩の青灰色の調色が滅法難しく、仲々ドンぴしゃりの色が出せなかったと云う事もある。
塗装は無論、手塗り。よお光りまっしゃろ、ピカピカや(爆笑)。なしろ、一緒に工作していた友人にそそのかされて、硝子用光沢出し剤の「グラスター・ゾル」で仕上げの磨きをかけてあるのである。 自動車模型にも応用可能かと。お試し下さい(笑)。
尾翼の Q フィールピトー管がない。震災である、手抜きではないのである。右舷空気吸入口ベーンに傷がついてしまった。震災である。 E 型も K 型も色は調色したものを使ってあるので、補修ができない(;_;)。尚、この機も機首からコクピット後部にかけて手を入れてある。E 型は切り離してシムを噛ませたが、こちらは細切りプラ板とパテの積層。 製作時期はこちらの方が旧く、手法も違えば完成機の重量も大分違う。
そう云えばポリパテだの型取り注型だの、模型製作技術に激変が生じたのは、大体この頃、'70 年代末。例の「ガンダム」騒ぎからである。 「ホビージャパン」誌も、それまではまともだったんだがねー。尤も、「モデルアート」誌にした処で、ナチスドイツ機でさえあれば机上の機体すら載せるようじゃ、他人の事は云えまいが。
−注意−
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文責:紙礫筆誅堂
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