ミツワモデル
1/144 エアープレーン シリーズ


 ミツワモデル 1/144 エアープレーン シリーズは1973年にクラウン、イッコーとの3社共同企画で始まりました。 (クラウン1/144エアープレーンシリーズのページ参照。)

 ラインナップは、全部で11機種あり、日、独、米の人気機種が揃っていました。古いキットですのでキットのデキは、 今の水準で見ると良くありませんが、近年までレベルの1/144のキット以外ではモデル化されていないキットも多くあり貴重でした。

 このシリーズは、長期間、製造休止状態が続いていましたが、2001年末に突然再販開始されました。 近年の1/144スケール食玩人気にあやかってか(?)模型店だけでなく、コンビニでも販売されました。 デキはともかく、このようなキットが現在でも開発した同じメーカーで入手可能なのは嬉しい限りです。

 ミツワのエアープレーンシリーズもクラウン同様、複数のパッケージと発売価格が存在します。 現在、私が把握している箱は以下の通り。
70円キャラメル箱(初版)
2機入り箱
100円キャラメル箱
100円上下箱
200円キャラメル箱(現行版)


■ 70円キャラメル箱(初版)
 クラウン、イッコーとともに始まったこの1/144 エアープレーン シリーズ。ミツワが出した最初のパッケージがこれです。 当然のことですがパッケージデザインは、クラウン、イッコーと同じです。 (クラウン1/144エアープレーンシリーズのページにも紹介しています。)

 通常は3個がシュリンクパックされて200円で売られていたようです。1個バラ売りの場合は70円で販売されたいたようです。 ちなみにミツワのこのパッケージには値段は印刷されていません。

 備考欄に書いていますが、ラインナップの後半に発売されたキットはパネルラインが凹ライン(但し、水平尾翼は凸ライン) になっています。途中で設計方針が変わったようです。(初版以外のシリーズNo.順に並べると凸、凹ラインのキットがバラバラになって いるので気付きません。)

 初版には、ディスプレイスタンドが付属するため、機体の裏にはスタンド挿し込み用穴が開いています。

 クラウン同様、箱の裏にはカラー図面と機体データと共にIMC模型研究会共同企画と印刷されています。 KIT No. の付け方ですが、入手した6箱の中で零戦52型のみ3桁目の数字が「1」になっています。 他のは「0」なのですが・・・、単なるミスプリントなのか、途中でKIT No. の付け方を変えたのか、よく分かりません。

No.KIT No.BOXアイテム当時価格備考
3101 零戦(ゼロセン)5270凸ライン
6002 隼(ハヤブサ)270
9003 雷電(ライデン)70
12004 グラマン F6F-5 ヘルキャット70
15005 メッサーシュミット 109E70
18006 メッサーシュミット 262A70
(21)(007) 三菱 100式司令部偵察機(70)凹ライン
(24)(008) 天山(テンザン)(70)
(27)(009) ダグラス SBC ドーントレス(70)
(30)(010) ユンカース Ju87B シュッカ(70)
(39)(011) チャンス・ボート F4U-1 コルセア(70)


■ 二機入り箱
 このパッケージの詳しい発売時期は知りませんが、ちょうど私が持っているミツワモデルの1978年カタログにこの二機入り箱が載っています。 この頃は、クラウン、エルエスといったメーカーも2機入り箱で1/144の大戦機を発売していたようなので「2機入り箱」ブーム? があったのかもしれません!(笑) 現在は、同機種2機入り箱ブームですね。

 2機の組み合わせは、日本機は日本機と、外国機は外国機とセットになっています。 日本機は5機種しかなかったため、零戦52型とのセットが1つ多くあります。

No.KIT No.BOXアイテム当時価格
1101 零戦(ゼロセン)52
隼(ハヤブサ)2
100
2102 天山(テンザン)
三菱 100式司令部偵察機
100
3103 雷電(ライデン)
零戦(ゼロセン)52
100
4104 グラマン F6F-5 ヘルキャット
チャンス・ボート F4U-1 コルセア
100
5105 メッサーシュミット 109E
メッサーシュミット 262A
100
6106 ダグラス SBC ドーントレス
ユンカース Ju87B シュッカ
100


■ 100円キャラメル箱
 このパッケージは何年から発売されたか知りません。1980年代前半頃でしょうか?  1機で100円、値上げですね。パッケージは、機体のイラストは従来と同じですが 背景は、スカイブルーにホワイトの ストライプが描かれた全種共通のものになっています。

 初版と比べるとラインナップの順番が変わっています。開発順ではなく、前半が日本機、後半が外国機の順になっています。

No.KIT No.BOXアイテム当時価格
11001 零戦(ゼロセン)52100
21002 隼(ハヤブサ)2100
31003 天山(テンザン)100
41004 雷電(ライデン)100
51005 三菱 100式司令部偵察機100
61006 グラマン F6F-5 ヘルキャット100
71007 チャンス・ボート F4U-1 コルセア100
81008 メッサーシュミット 109E100
91009 メッサーシュミット 262A100
101010 ダグラス SBC ドーントレス100
111011 ユンカース Ju87B シュッカ100
1、6、7、10は、保存状態が悪く箱絵に汚れ有り。


■ 100円上下箱
 このパッケージも何年から発売されたか分かりません。メーカーロゴが新しいロゴになっているので1980年代中頃でしょうか?

 100円キャラメル箱からラインナップを比べるとまたもや順番が微妙に変わっています。(笑) 何故かドーントレスが外国機の先頭になっています。日、米、独の順番に並べたかったのでしょうかね??

No.KIT No.BOXアイテム当時価格
11001 零戦(ゼロセン)52100
21002 隼(ハヤブサ)2100
31003 天山(テンザン)100
41004 雷電(ライデン)100
51005 三菱 100式司令部偵察機100
61006 ダグラス SBC ドーントレス100
71007 グラマン F6F-5 ヘルキャット100
81008 チャンス・ボート F4U-1 コルセア100
91009 メッサーシュミット 109E100
101010 メッサーシュミット 262A100
111011 ユンカース Ju87B シュッカ100


■ 200円キャラメル箱(現行版)
 2001年12月頃?に突如再販となったのがこのパッケージです。嬉しさのあまり、全種類買ってしまいました! 当然、現在も入手可能で、なんと一部コンビニでも売っています。パッケージは、吊り下げても陳列できるように、箱の上部に 穴が開いた台紙が付いています。

 ラインナップ数は、12で11機種(零戦が形成色違いで2種あるため。)です。
 このパッケージには、ちょっと気になるミスプリントが数箇所あります。大きなミスは、「No.2 メッサーシュミット Me-109F」、 中身はE型だがパッケージにはF型となっています。元々E型としても不完全な箇所があるのですが、F型にしてしまうと間違い だらけになっちゃいます。(苦笑)
   あとは小さなミスプリ?ですが、「No.4 零戦52型」の吊り下げ用穴がある紙部分に印刷のシリーズNo.が1になっていたり、 「No.11 三菱 100式司令部偵察機」の「司」の漢字が「指」になっていたりします。

No.KIT No.BOXアイテム価格(税抜)備考
1101 三菱零式艦上戦闘機52型200形成色
グリーン
2102 メッサーシュミット Me-109F200
3103 中島 Ki-43 一式戦闘機 隼200
4104 三菱零式艦上戦闘機52型200形成色
グレー
5105 三菱 J2M3 局地戦闘機 雷電200
6106 グラマン F6F5 ヘルキャット200
7107 ユンカース Ju87B スーツカ200
8108 ダグラス SBC ドーントレス200
9109 メッサーシュミット Me-262A200
10110 チャンスボート F4U-1 コルセア200
11111 三菱 100式司令部偵察機200
12112 中島艦上攻撃機 天山200


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