−友人のRickくんの作品−
これは正真正銘のタミヤのミニジェットです。 と思ったら何やらタミヤともBEN HOBBYともマーキングが違う様です。タミヤのデカールは、銀塗装のイギリス空軍とサウジアラビア空軍で、BEN HOBBYのデカールはグリーン、グレーの2色塗装のイギリス空軍だしね。恐らくタミヤのキットの塗装換えだと思います。 ライトニングといえば主翼上面に取り付けた巡航用のタンクが特徴的ですがこの作品はタンク取り付け穴をパテで埋めています。
−紙礫筆誅堂さんの作品−
紙礫筆誅堂さんより素晴らしい作品が送られて来ましたので紹介します。
以下、ご本人の説明文です。
ライトニング F Mk2 A、田宮 1/100、長谷川 1/72 ではない。1984 年か 1985 年に完成。 このキットは悪くない、但し機首空気吸入口に問題がある。絞り込み過ぎで、しかも断面が小判形になっている。実機は真円である。それ以上に問題なのが、首/主脚。アキません、細過ぎて話にならぬ。そう云えば、噴射口廻りの形状も…、と褒めて書き出したら、段々変な事になってきたな(苦笑)。 まあ、機首を除いて可能な限り直してはある。脚は脚扉諸共、噴射口は全面作り直し。 そう云えば下面の写真を見て、何か連想なさらぬか。そう、かの「Thunderbird 1」そっくりなんだな、これが(爆笑)。英国の血統なんですかね、どっちが真似したかは考えるまでもないが。
キット自体の問題ではないのだが、この機体、完成に至るまで艱難辛苦の道程を辿っている。 塗装を済ませてグンゼ産業の「トップコート」を吹いたら、こいつが経年変化でも起こしていたのか、いつまで経っても乾燥/硬化しない。業を煮やして今度は田宮製アクリル塗料のクリアを吹くと、今度は塗膜がカブってしまう。最終的に一体どうやって解決したのか、今では全く記憶に残っていないが、今こうして完成機を眺めているのが、ああ、まるで、夢のようだ(爆笑)。
因みに、武装のファイアストリーク空対空誘導弾は、これまた今はなきエルエス 1/144「アメリカミサイルセット」の「エグゾセ」から(看板に偽りあり(爆笑))改造したもの。仏国製の誘導弾で英国の機体を完成させるのだから、今思えば誠に皮肉なものである。 旧教総本家のバチカンが 1920 年にもなってようやく「聖女」の仲間入りさせたとか云う仏国「救国の少女」が怨敵英国の言葉で“Follow me!”と叫ぶ米国製映画の如きものか(この宣伝見た時には、腹を抱えて笑ったが。勿論、観に行ったりはしていない)。
−注意−
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文責:紙礫筆誅堂
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