タミヤ 1/100 ミニジェットシリーズ
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F-86F & Mig-15


F-86E−紙礫筆誅堂さんの作品−
F-86Eです!
以下、ご本人の説明文です。
F-86E、田宮 1/100。モノグラム 1/48 でも フジミ 1/72 でもない。
1986 年完成。卒論発表を済ませて下宿を引き払う時に製作を始めたので、まず間違いない。

「航空ジャーナル」誌 1978 年 6 月号臨時増刊「大空への挑戦 Part3」の巻頭カラーに「Formation」と題して一連の編隊飛行写真が掲載されていた。時は下って七年後、同じく「航空ジャーナル」誌 1985 年 6 月号の巻頭カラーを飾ったのは、かの徳永克彦による在沖縄米空軍の F-15C と Flight Systems 社所有 F-86E との編隊飛行を収めたそれは見事な空撮写真である。これを見なければ、今もって F-86 は完成機に加わってはいなかった筈である。因みに今も手許にある同誌の当該頁には、製作時に誤ってこぼした瞬間接着剤の痕が残っていたりする(苦笑)。ちょっとした傑作キットなんだが、造りたい機体、施したい塗装がない事には、全く手が動かないのである。空自戦技研究班の機体にするには、手持ちの個数が足りなかったしなー。
F-86E
基本的にはこのキット、水平尾翼取付部の幅を広げる程度しか手を加えるべき箇所がない。後は実機に合わせて各種艤装を施し、彫刻を筋彫りに改め、空気吸入口に内張りをして厚味を持たせた程度。曳航標的と増槽の自作の方が余程大変だったような。完成させて「どーだ写真で見たら縮尺の見当はつくまい」と思っていたが十四年後に初めて写真を撮って、あっと思った。筋彫りである。伏兵だった。改めて見直すと、けっこう深く彫っちまってたなー。塗膜が薄いから、尚更だ。うーーむ。今後の技術的課題と云えよう(何か本業みたいになってきた)。

話は戻って件の「航空ジャーナル」誌、いい雑誌だったのにね。倒産は未だに惜しまれてならない。「航空情報」なんて十二年読み続けても模型のネタになるような写真が載る事は、とうとう一度もなかった。一応、モデラーからスポッター迄一通りの嗜好を網羅しているつもりらしいが、モデラーの目で見ると、ものの役に立たん。愛想が尽き果てたので、とうとう購読は、やめた。

−注意−
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文責:紙礫筆誅堂


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